おんぶして

あかちゃんをおんぶして、山に登る。(写真は自分にカメラを向けて撮ったもの。)このように完全にくるまれた状態なので、あかちゃんにはおそらく真上の景色、主に空しか見えてないような気もするのだが、しかしながら彼はこの散歩が大好きだ。きゃっきゃっきゃ!と騒ぐ系の遊びとは違い、静かに味わう系の遊びのようである。ぼくとの散歩はとにかくそうだ。
山への入り口。ここは動物のだけで人の足跡がないので、自分の長靴で一歩一歩踏みしめていく。

下界との標高差は130メートル程で、慣れると20分程で頂上にたどり着く。
しかし雪山になっているので、かなりドキドキする。
頂上につくまでには息が上がって体温も上がって汗びっしょりになっているのが常だ。
雪があると、下り道のほうがはるかに怖い&時間がかかる。
でも雪景色の散歩はいつも以上にドラマティックで、ついつい登ってしまう。
雪を踏みしめる音と感触も楽しい。
休養も数日経過して、だいぶ調子が戻ってきた。しかし今日も基本的に休養日。
ハイビジョンテレビ番組の録画を見た。戦後60年のカメラマンの活躍を描いたドキュメンタリーだった。彼らが残した写真の数々を見てすごいと思った。
ヤラセや演出でなく、歴史の場面とか決定的な瞬間を見事に、残酷なほど克明な描写で残していてた。どこまでも対象の世界に入り込んで、しつこく熱心に、しかも丁寧に撮影してるものだと感心した。
感動したり心動いたりした対象について、自分も素直に対当したい、素直に写したい、しばらくそんなことを心がけたいと思った。できるかなぁ。

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