マザーボードを破損から守れ

あかちゃんの様子がまた変わってきた。自分の希望、やりたいこと、意志を表現するようになってきた。特にパソコンに触りたい時は強烈だ。触らせてもらえないときの不満の爆発はすごい。
家族が言う。「だから、ダメなものは最初からダメって教えないから後で困るんじゃない。」
うーむ。あれダメ、これダメ、みたいなのって、まだ分からないだろうしと思っていたけど。そろそろ「教育」を開始してもいいのかな。
ダメ、とかイケマセンとか言うのは、合理的だ。しかし一日中ずーっと「だめ!」とか言い続ける親にもなりうる。(実際いる)
ダメの理由は大体大人の都合だったりする。あれもダメ、これもダメと言われてなにもさせてもらえないと、あかちゃんは本当になにもすることがなくなる。「このおもちゃで遊びなさい」という風に規定したりしても良いのだろうか。発想が貧困すぎないだろうか。
あかちゃんに限らず、コドモの発想の柔軟性には驚かされる。よく観察していれば、身の回りのあらゆるものをおもちゃのようにして手にとって遊んでみたりする。そんなものが面白いのかい?と思うようなものも、一旦はターゲットにする。
うちのあかちゃんのお気に入りの遊びに「お仕事」というのがある。雑誌類が横積みになっている棚からすべての雑誌を床に落とす。それを始めると家族は「あー、またお仕事が始まった!」と言って見守る。とにかくすべて落とせば終了。一日何度かそれをやる。
それから、おもちゃ箱は基本として、戸棚をあけて中のモノをすべて取り出すのも彼の「お仕事」だ。それも彼の脳を鍛える重要な「仕事」として認知されているので、我が家では公認の遊びである。
しかしながら、パソコン関連はややこしい。パソコンのキーボードは、パソコンの電源オフの状態ではダメで、ちゃんと電源が入っていないと怒り出す。そしてとにかく強くバンバン叩く。これはホントまずい。キーボードの下には、マザーボードという心臓部があって、それを強打するのは深刻なトラブルを招いてしまう。しかし「だーめ!」とかいいながらパソコンを遠ざけるといわゆる「かんしゃく」を起こす。うーむ。
ここで今後自分がとれる行動は2種類だ。
(手法1)パソコンは一切触らせない。
(手法2)強打はダメ、やさしくして、と教える。(<ううむ)
どっちなのだろう。仮に2ヶ月後にキーボードを優しくタッチするようになってくれていれば、問題は解決、大変な進歩となるに違いない。

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