今回のお題は

昨夜調子に乗って職場で徹夜で作業して、明け方うたた寝をしていたら携帯に「無理を言ってすみませんが今日撮れませんか?」という電話がかかってきて「すぐ終わるのならできます、長時間かかるのは体力的に無理です」みたいな断り基調で応対していたら次第に目が覚めてきて撮影は長時間かかる結構なボリュームでしたが、結局行くことに。それにしてもものすごいもうろうとした状態でお客様と会話してた。。。。
予定のカメラマンが突然の不幸で都合がつかなくなったとのことでした。我々でじたる屋のそういう体制はどうしようかと数日前に話がでたばかり。我々の結論は息子のユウキ君の突然の死去が起こった場合は仕事をできる心理状態にあるはずがないので、それだけは無理だ、という話になり、、、、結局家族3人内の死去に限り仕事に穴を空けても仕方ない、という結論に達しました。(そんなことはブログに書いておかなくてもいいですね。)
しかし、徹夜で完全に神経衰弱・心身消耗の状態にあって、本当にきつかった・・。運転はおろか普通に歩くことすらつらい感じでした。昔風邪で高熱の中撮影したことがありましたが、それに近い感覚で思考力がなかったです。
撮影終わって夕方職場に戻ってすぐに寝て息を吹き返したボクは、なぜか物欲の夢をふくらませて遊び始めました。(<ズバリ現実逃避系。) 今回のお題は「300ミリF2.8の超望遠レンズを買ったら自分はどんだけ儲かるかしら」という壮大なテーマでした。私の場合超望遠レンズを使った撮影はほとんどなくて、ほとんど必要になったことがないのです。でもマニアとしては憧れのレンズで昔から「サンニッパ」という愛称で有名なレンズ。もしこれを買ったら売り上げどうなる?というシミュレーションです。
今まで「あったらいいなぁ」と思うようなシーンが年に2~3回。一回の撮影が5万円としても年間10万円~15万円ということで、50万円投資してもそれに見合ったリターンがない、という完全な赤字機材・・・。
資金100万円をいかに効率よく150万円にできるか、など「利回り」で考えるのがコツなのです。
赤字機材、という言葉が出てきたけど、黒字の機材ってどんなのですかと言われれば、たとえば建築写真に使えるレンズを買って建築写真がとれるようになると、新規の分野が開拓できて売り上げ純増になったのでそういうのは理想的な「金になる機材」と思います。
カメラはどうかといえば最も重要な鍵となる機材と思いきや、たとえばEOSを買い換えたからといって仕事の幅がいきなりジャンプアップして広がる、というほどの劇的な変化のあるケースは少ないので要注意なのです。秒間10コマの高速連写のやつを入れたらスポーツが撮れるようになった、というのだけは劇的な変化、あとは地味なのであまり売り上げ増には影響がないとボクは思っています。
パソコンの台数を増やすのは売り上げの増大とあまり関係ないし、パソコンの台数分のソフト(フォトショップ10万円、レタッチ用など特殊なソフト5万円、オフィス系2万円など合計17万円くらいか)の投資負担の重さに本当に見合うのかどうか、高度な判断が要求されます。
最後は「人材」なのかなぁ。さいきんの仕事のたまり具合はまずいので、誰か強力な助っ人を頼まないとダメかもしれません。
「アシスタント求む、写真がうまくて即戦力だとなお可。アシスタントという枠に収まらず、1年くらいでチーフに昇格しちゃうくらいの強者だとなお可。研修ありというよりむしろこちらこそ教えてください、、」ってどんな求人だ・・・。でもそういう人が現れたらなぁ。(妄想)

最近妻がボクの物欲話の受け流し方を完璧にマスターしていて心地よい。「300ミリF2.8?いくら?60万? まぁあればいいよねー」みたいに少し興味ありそうに受け流して生殺しにしておく、というのは強く否定するよりすみやかにかつ気分よくやりすごせる生活の知恵なのでしょう。
今日は新しい媒体の撮影の話が飛び込んできてなんだか楽しみになってきました。そして遂に2009年の撮影予約の第1号も入りました。(<2009年って初めて書いた・・。)

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