EOSでリモート撮影するときの状況

真俯瞰(まふかん)の撮影というのがあります。自分は大型の三脚で例えばこんな風に。
高さ的には天井くらいにカメラをセットします。
基本的に直接カメラを触りに行くのは、骨が折れる状況に。。。

私の場合、ミラーリングしたディスプレイをカメラ近くまで引き回しています。
PC画面にはEOS Utilityのリモート撮影の画面を出しています。
EOSの場合、このPCのリモートから、カメラの多くの操作を、
カメラに触らずに行うことができます。
上の写真の場合、ライブビューでグリッドを表示しています。
グリッドを頼りに、製品を並べます。
昔はグリッドが無かったので、画面にテープを貼ったりしましたが、
ライブビューと、このグリッドがついてから、撮影方法や精度も一変しました。
EOSではPC画面上から、AFも、シャッターもできます。
AFは拡大AFも可能。すごいのは「絞込み+拡大AF」です!
レンズは絞り込むことによって、被写界深度が深くなるわけですが、
フォーカスの移動(焦点移動)が発生するレンズも多く、「絞込み+拡大AF」
(またはクリックでの非常に微妙なMF)
をすることで、極めて高精度な撮影が可能になるのです。

EOSでのリモート撮影、PCとの接続撮影は、おそらく35ミリフルサイズの一眼レフとしては
最強のレベルにあります。 このようなリモート撮影は、プロカメラマンにとっては、
そもそも光学ファインダーも無いような、接続撮影専用の特殊なデジカメ
(中判デジタル)(デジタルバック)ではPCを使って撮影するのが当たり前というか、
そうするしかなく、EOSはデジタルバックで撮影するカメラマン(そういうカメラマンは最高峰ですよねw)にも、
違和感のない使い勝手を提供していると思います。

さて、なぜこのような説明を書いたかというと、、湯浅さんのブログを読んだからです。

これは、今大人気、最高に注目度の高いソニーのアルファが、
PC接続撮影ではまだまだ不便なことが多く、EOSをやめることはできない、
というような内容になっています。多くのカメラマンが、「そっかー、ソニーはまだまだかー」
と参考になったというコメントや、いいね!をしています。(涙)

PC直結撮影のようなことは、まあまさにプロが主に使うだけの機能で、
それの開発にコストや手間をかけるのは大変かもしれませんが、
キヤノンからソニーに入れ替えよう!なんて考える時に、
キヤノンでできたことのすべてが他社でもできる!ということであれば、
今までの機材を売却とかして資金にもできるし、
入れ替えでのソニー参入、とかできたらしてみたいわけです。
アルファ9、というプロ仕様の話題にカメラが出て、心が大揺れに揺れているカメラマンが多いと思うんですが、
(私もその一人)
しかし、「EOSでしかできない」という撮影がある限り、むしろEOSを選択し続けるしかありません。
単体のカメラを触って「よしよし」なんて世界ではありません。
カメラはシステム全体での評価で、私にとってはEOSは最強のシステムなのです。。

いやしかし、、もしかしたらパナソニックも、使ってみたらすごいリモートあるかもしれないし?!
研究してみる必要はあるのかなーと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。必須項目には印がついています *