落とし穴は唐突に訪れた。

いままで小さなスペースの「間借り」で一年間店をやってきたのだが、来年から独立した一店舗でスタジオ&店ができることになった。正式な開店に先駆けて、今日撮影が一本あったので、昨日セッティングをした。今まで天井が低すぎて困ることが多かったのだけど、ようやく大丈夫になった!なんだか、こんなにトントン拍子に夢がかなっていいのだろうか。
落とし穴は、唐突に訪れた。(涙)
撮影開始45分前、カメラ(EOS5D) が壊れた。シャッターが暴走して電源オンと同時にシャッターが切れて以後操作ができない。ボクもあわてたけど、それを聞いた妻のほうが激しく「どうすんの!」と動揺していた。ボクはつい先週、あまりにも出番がないから、と予備のカメラ(EOD20D)を処分してしまっていたのだった。これが間違い。ボクは即座の決断でカメラを買うことにして以前にEOS5Dを買った地元の店に向かった。一番安いEOSキスデジタルでも業務用のストロボに接続できるか、展示品で検証してもらい、接続するためのアダプターとEOSキスデジタルをお会計。の直前に、お店の人のご厚意で(!)なんとお店の在庫(展示品としてキープしてあった)EOS5Dを代替品として貸してもらえることになった! 涙がちょっと出た。そのくらい感動した。これで写真が安心して撮れる。
実際、撮影は順調すぎるくらい順調に終わった。今までの呉服店2Fのスタジオよりも広々で開放的でムードが良い。
撮影が終わって一息ついて、あらためてカメラ店に行く。お礼を言って、自分の5Dの修理依頼をする。そして、予備機がない、ということはまったく話にならないことなので、問答無用でこれを買った。うーん、まさか自分がこれをねえ。つい先ほど箱から出してみた。小さい。なんて小さいんだろう。手のひらに乗るような感じ。このEOSキスデジタルN は万が一のためのバックアップとして大切に保管しておくことにするけど、これが一度も出番がないことを祈ります。
P.S. 実はボクはEOS20Dを手放してソニーのサイバーショットR1 というのを購入して楽しもうと思っていたのでした。今回EOSキスデジタルとソニーR1のどちらを予備機として購入しようか迷いました。両方をはじめてちゃんと触って検討したところ、R1はスタジオ人物撮影の用途には使えない(RAW撮影でのウエイトが長すぎて写真が撮れない)ことがわかり候補からあっけなく外れちゃいました。逆に、、、EOSキスデジタルだとあらゆる部分でプロ用として十分に使える、ということだ。(汗)妻にばれたら、「じゃああんたはなんのために35万円も出して5Dを買ったのよ!」と怒られるだろうなぁ。

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