おしごとのはなしいろいろ

はじめての出版社さんから電話がかかってきました。「ライターのKさんからの紹介で・・・」と、ありがとうKさん!
気になるギャラの話しがはじまりました。ボクはボクなりに結構忙しく、そんなに安売りすることもなしと、普通にたんたんとお値段を説明します。実はボクのギャラの算出方法は他のカメラマンさんとはかなり違うらしく、ある意味とても合理的で明朗会計!なのです。ボクはボクなりの独特の経営者感覚を生かして「なるほどそれならある意味お得かも!」と思わせるものを出しているのです。
安く撮影しようとすると、早く撮影を終わりにしよう、とかなるべく簡略なセットで終わりにしなくちゃ、と考えてしまいます。もちろんそういう安さ第一の要件の仕事もありますが、なるべく質の高い仕事をやりたい、というのが最近のボクの気分です。お金に見合った内容を必ず出す!と現場で精一杯がんばる、そんな感じのほうがなんだかいいですね。
電話を切って約1時間後、、、、また電話がかかってきてお仕事が決まりました。「とりあえず一回やってみましょう」、とのことでした。今まで一回だけでつきあいの終わった出版社さんとかいなくてずっと続いているのことがほとんどなので、、、、良い写真がコンスタントに出せて長いつきあいになればいいなと思っています。
ここ数日、ネット接続もままならず、夢中でやっていたことがあります。あまりにネットに接続していなかったせいで、新しいEOSデジタルカメラが発表になったことを知らなかったり(!)大事故や大事件をよく知らずに過ごしていました。そこまでして夢中で取り組んでいたのはスタジオの大改造です。大改造というか、おお片づけですね。(笑)京都から来てくれたカメラマンのホズさんが「もっとキレイかと思っていたのに、でじたる屋は雑然としすぎている」と厳しい指摘をくださったので、とにかく徹底的に片づけまくって可能な限りすっきりさせようとがんばってきました。昨日ようやくほぼ完成しました。
ほぼ常連のお客様がチラシの印刷を発注に来てからっぽのスタジオを見て、からっぽなのに、、、「あれ、ずいぶんスタジオらしくなったね!」とほめてくれました。まだ照明とかぜんぜん組まれていない撮影不能状態だったのにどうしてスタジオらしさを感じてくれたんだろう、とそのときはよくわかりませんでした。
夜になって道路から丸見えになった我が店「でじたる屋」を見て圧倒的な「がらんどう」な感じに気づきました。この空っぽな感じがスタジオ感だったのかも!と思いました。
照明が組まれてできあがっていると、ついついそのままの照明でなんでも撮ってしまおうと横着してしまうのですが、今日はわざわざひとつの撮影のためにセットを組んで、終わったらこんどは全部撤収してみました。どうやらマンネリにならず、新鮮な気持ちでいろいろチャレンジできる効能があるみたいです。
先日、出張でポートレートを撮りにいきました。「スタジオ写真みたいのはイヤなので、スナップ的に撮って欲しい」とのことでした。美人さんだったし、あり得ないほどの超どアップとか(!)すごいのいっぱい撮ったのですが、とてもよろこんでくれて「また来月あたりにもう一度」別のスタイルでも撮ることになりました。出張で撮るとスタジオで撮るより値段が高くなるし、そんなにお手軽な気がしない、、、、と思うのは私のような庶民だけで(笑)なるほど世の中にはいろんなニーズがあるのだな、と思いました。出張先で仮設スタジオ状態でライトを組んでいったのですが、そのあまりに大がかりなセッティングに当のモデルさんが「写真を撮るってこんなに大がかりなんですね!」とびっくりしていました。確かに個人の依頼を相手にこんなことをする出張撮影業者がいたら面白いよな、、、、、と我ながら思いました。この出張撮影のビジネスも発展拡大させていくとおもしろいかも。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。必須項目には印がついています *