1月号のコマフォトが届きました。

1月号のコマフォトが届きました。44ページから「今、雑誌の仕事の現場で何が起きているのか」という座談会のページがあって、出版社から「デジタルカメラ使用のお願い」という通知がカメラマン側に来て、カメラのレンタル代、アシスタント代、レタッチ代、コンタクトシート代、色見本代、メディア代を削減したい、などのお願いがあったということ、それに対しこれでは質が維持できない、若手が育たないなどの危機感でカメラマン側の協会を発足するなどして「不条理な出版社側からの通達」に対して行動を起こしていきたい、という内容になっていました。
もっともな話だと思いつつも、この座談会の中に(大企業側の)企業経営、経営戦略の観点の人がいなかったことが残念だと思いました。
出版社は品質が落ちるのをある程度承知の上で費用削減をしたいのだと私は思います。100万円の支払いをしてくれた人がたとえば30万円でお願い、と言ってきたときに同じ品質で出すことは普通は難しいでしょう。お金をこちらの提示額だけ払う余力の無い人は客ではないので相手をする価値は商売上はないのです。またはお客さまの予算に応じた仕事内容にリサイズして提供する、ということになるでしょう。出版社はうまくそこを読んであらかじめその内容を提示しているとも考えられます。
出版社は倒産を回避するために構造改革をしているはずです。その人に「今までと同じ水準のお代をください」と言ったときに「払えません」と答えが返ってきたらそれはそういう体力の会社である、ということです。
だから、カメラマンは団結したら「お金ください」ではなく、みんなで集まって「安くやるのはやめよう」という結束が一番大切なのでは?という気がしました。品質は予算で決まるので、安いのに従来通りの品質を目指すのは、、、可能ならばいいけど、不可能なときに無理して追わないみたいのはあると思います。どうなんだろう。
写真を掲載利用する媒体全体が縮小ならば業界は縮小ですが、別の媒体にシフトしているのであればいっしょにシフトしていくのかなと思いました。紙の上(過疎化)から、どこかにシフトしているのでしょうか。

12 thoughts on “1月号のコマフォトが届きました。

  1. へー・・・全然見てないけどコマフォト見てみようっと。
    しかしはんさんの文章を読んだだけの感想ですが「今さら何をいわんや」と言う感じですね。>「不条理な出版社側からの通達」に対して行動を起こしていきたい
    シタッパカメラマンはもうD60が出たころにこういう目にあってて、雲の上のカメラマンもとっくに業界話として知ってたでしょう。経費削減が「規則化」され、自分たちまで及ぶと思った今頃になって「若手がうんぬん」言っても遅いでしょう。と言う気もしますが。。遅くともやることに意義はあるのかもしれませんけど。
    >みんなで集まって「安くやるのはやめよう」という結束
    独禁法違反(笑 かどうかは置いといて・・・JALの労組を思い出しました(笑
    7年ほど前にこういう意識をみんなで共有しようと身近なカメラマンを説得しましたが到底無理で「おらぁおれのやり方でやる!」という方ばかりでした。ので「それもまたしょうがあるまい」ともおもいます。

  2. 媒体社暮らしが長く、hanchanさんのいる県の媒体にも居たことがあります。
    その会社で1999年ごろカラマネと一眼レフデジカメ始めたころには、そもそも高級な紙で刷らないので大変でしたが、昔からカメラマンには撮って出しのデータ受け取って、色の責任は媒体側にあるのだと思ってました。広告の色が合わなくて半泣きでした。
    コストカットするのは良いけど、色見本無しで媒体側は自分で色を合わせる自信があるのでしょうかね?
    とはいえ、今は色の責任なんかない撮って出しする側ですので気軽にモノを申しますが、編集者もカメラマンも多くは、制作の後工程を知りません。
    これからはデジタルだと先んじて投資して勉強した人とそこを怠った人との差は出てくると思いますよ。

  3. だいちゃん様、大手出版社が各種費用について合理化のお願いをしてきたのをうけての反応にはいろいろあるんだなと思いました。座談会では底辺でなくハイエンドのお仕事をしている人も入っての話です。「バックタイプのレンタル代は出しません」の話では購入して持っている人はまた別の観点から見えているでしょうね。日本の政府が国力を落としてでも、財政破綻をなんとか回避したい、オリンピックも科学技術もレベルダウンやむなし、という割り切りの時代。(笑) 我々はバックタイプで撮影された高品位な雑誌媒体があった、ということをリアルで知っていた世代へ。(汗) 簡単に言って「環境変化」それの対応力、ということになりそうです。

  4. なう゛ぁ 様
    >色見本無しで媒体側は自分で色を合わせる自信があるのでしょうかね?
    色はデータをディスプレイを見れば見えているので、見本プリントは不要ということかと思います。 見本プリントを送付するというのは自分と相手のディスプレイのカラマネがずれている前提でのみ必要になるわけですよね。。。出版社が色見本要らないと言い出したらきっとちゃんと色が見えるようになっているよ、ということかもと思いましたが実際はどうなのでしょうね。色校というナンセンスなプロセスがどんどんなくなっているのも関係しているような気も。 撮りっぱなしjpegでの勝負が試される、なんてことになるとカラマネの腕が試される感じでわくわくしますね。露出だけでなく色もオートでは絶対撮れないよね、という感じで。。又は現場でのモニタリング環境とか。こっちも結局環境変化への対応なのかなーという。でも一発OKのデータつくるために現場が重装備になりました!って全然コストダウンになってないかもね。(笑)

  5. こんにちわです。
    先日ある媒体の4色広告の色校全てが、納期とコストの削減からPDFで出されました。
    PDFで納得できないお客様には、そのPDFを出力会社へ持っていって出力してもらう・・・と言う事らしいです(><;;;
    媒体曰く、実際の印刷と同等の精緻に作るPDF(1Pあたり重いもので250MB位、多分セッターへのリップデータをそのままPDF化したと思います。やりとりには簡易的なレンタルサーバー等を使い各クライアントへと送信)だから、「間違いはない」(笑 そうです・・・・そのPDFを開く各クライアントのモニター色合わせはどうすんねん?と、思いましたが・・・意外とあまり文句を言うクライアントもすくなく、タレントを使ったような広告が殆ど無かった事もあり、わりとすんなり進んでしまいました・・・・
    とうとうそんな所まで来たか?なんて思いもありますが、媒体側もクライアント側も、そんな事で文句を言うより少しでも安くと言う気持ちが強く、それだけ体力が疲弊しているのだな・・・と、強く感じた次第です。ではでは(^^;;

  6. coshi様、最初意味が読み取れなかったのですが、「色校がPDFで配布された」ということなのでしょうか! 画期的すぎてついて行けない感じです。(笑)非常に先進的というか、名前の「色校」が少し違うかも?という気も。色校のタイミングで行われている最終チェックかな?みたいな。もしかするとこれは色が見える環境を持ってない人はお話にならない、仲間はずれになってしまうケースかも。そうやって強制的にみんな進歩してきたのでしょうか。(完全に勘違いしてたらごめんなさい。)ありがとうございます。

  7. 媒体社でキャリブレーションされたモニタやプリンタを配備してカラマネまでやっているのは、画像部ないし写真部が自社である媒体だけでしょうね。あとは編プロないし制作会社のスキルに左右されるのが実情だと思います。
    そこそこメジャーな雑誌ではあまり見受けませんが、画像処理も印刷の濃度管理もめちゃめちゃなものをたまに見ます。
    定期購読している、とあるフリーペーパーの社長兼編集長に「インク盛り過ぎですよ、黒つぶれしてますし」と苦言を述べたところ、「このくらいインク使わないと広告主が納得しない」とのこと。
    なーんにも分かってない広告主に最終的に左右されてしまい媒体社に付き合えば、どれだけ綺麗に深みある黒を作り出しても、ダメなんだなぁと思ったことがあります。
    また、とあるメジャーな車雑誌がHDRを使った写真をしれっと使ってきたときも、編集者に「これは問題ではないか」と言ったら、「読者からクレームが来てるが、担当者がピンと来ていないらしい」という悲しい返事が来ました。
    カメラマンがどれだけ気合い入れても後工程で全部ダメになってしまうわけで・・・スキルや意識の高い編集者や制作会社は淘汰されずに頑張って欲しいのですが・・・。

  8. なう゛ぁ様、インクの盛り過ぎという困ったこともあるのですね。(ぶち専務に聞いて教えてもらいました。) 確かに色校って広告主が適当な蛍光灯の下で注文つけたり、、、私の理屈では現場で色を見て写真を撮ったカメラマンがその色で撮影してそれが色基準というマスターになっていれば理想なのです。ただ中間でカラーマネジメントオフでの編集があったりするかもしれないし、ちゃんと一貫して流れるためにはみんなが最も効率的な方法を詰めていくということなのでしょうか。(私は中間のご苦労を全然知らない人間です。)HDRの一文はちょっと内容がとれませんでした。問題のあるHDR写真があったのでしょうか。 私個人的には最近ずいぶん雑誌を買うようになりました。雑誌の良さを再認識しているところです。

  9. 動いてる写真の連射した画像の前後の画像を使ってHDRをやったみたいなんですよね。なのでブレブレという写真でした。
    それで動きある画像が出来たと思ってるのだから、どうしようもないなと思いました。

  10. なう゛ぁ様へ
    ふと、思ったのですが、PSCS3などで、HDRを作る時、少しでも構図が異なっているとPSに拒否されるのですが、問題の画像は、単に数枚をレイヤーで重ねて合成した・・・・、という事でしょうか?

  11. 実際の作り方はどうやったか知りません。前後以外でもPhotoshopCS3以外で、たとえばPhotomatixPro3なんかだと単一ファイルからでも作れますよね。

  12. なう゛ぁ様、私はHDRは個人的にはあまり好きでないのですがブレとかHDRとか表現としてそのカメラマンさんと担当者はまあ好きで、なう゛ぁさんの中ではNGだったのでしょう。いったいどんな作品だったのかなーと思います。

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