パソコンディスプレイのカラーマネジメントの話題です。
Windowsの、割りと大きめのアップデートが今日かかりました。Windows 10 Fall Creators Update」(バージョン 1709)というやつです。
そしたら、自分のPC画面の色が派手に。。 そんなときは落ち着いて、、設定画面を出して
ディスプレイ>アダプターのプロパティの表示>色の管理>デバイスを見ます。見ると、、
ああ、ディスプレイの表示プロファイルがからっぽになっていますね。からっぽだと、ディスプレイはディスプレイの思うままに色を出してしまって抑制が効いていません。カラーマネジメントが効いてない状態、となります。 「あなたと、私の画面は、色味が違っているよね」という状態になっているので、写真のお仕事はそんな状態では出来ません。
そこで、新しくディスプレイのキャリブレーション(測色器を使って色校正をする)をするのが理想ですが、
忙しい場合は、とりあえず、今まで使っていたディスプレイプロファイルを選択しましょう。
はい。無事にプロファイルが入りました。
測色器は持っていないし、ここはそもそも空欄だよ、というPCをお使いの人のほうがおそらく多いのではと思います。
だからこの話題はマイナーだと思います。
もしも、
こんなやつですけど、測色器があって、プロファイルが入っていれば、パソコンは表示において、「カラーマネジメント」が効いている状態になり、正確な色が表示されやすくなります。プリンターを正確に使えば、プリンターと色が合ってるなー、と思える可能性が高まります。
<ディスプレイは→ディスプレイの表示プロファイルを使って補正表示していて>
かつ
<プリンターも→プリンターの印刷プロファイルを使ってプリントしている場合>
に、それぞれの機器の表現の幅の違いを乗り越えて、それぞれがちょうど合っているように思えるような「カラーマッチング」がとれている状態になりやすい、というわけです。
その、ディスプレイの表示プロファイルがウインドウズのアップデートで勝手に外れる、という事態が発生したために、焦った、という話題でした!
プリンターのプロファイルをちゃんと指定した印刷の例です。Photoshopによるカラー管理、を指定すると、Photoshopで「プリンタープロファイル」を選ぶことになります。ここで私はエプソンのPX-7Vという機種用に用意された、Photo Paper(G)(写真光沢用紙)を選択しています。 「プリント設定」で開かれるプリンタードライバーのプロパティーでは、「色補正なし」というのを選ぶことで、勝手にプリンターが色を調整することを防ぎます。Photoshop側に「!プリント設定のダイアログボックスでプリンターのカラーマネジメントを無効にしてください」なんてありますが、これがそのことです。