多摩川河川敷はドローンの飛行ができるのか、実際に役所にとことん聞いてみた記録。


ドローンの練習飛行をどこですれば良いのか。河川敷でしょう! と思っていました。 多摩川の場合はどうなのか。。。

地図は地理院地図(http://www.gsi.go.jp/chizujoho/h27did.html)より引用
多摩川流域でぽこっと虫食い的に、人口集中地区になってない河川敷が存在します。府中市と多摩市を結ぶ関戸橋周辺。最近ここに「ドローン禁止 多摩市役所 公園緑地課」という看板が立った、ということで、「遂に多摩川は飛ばせなくなったのか!?」と話題になっていたのです。

(地図はグーグル・マップを航空写真で見た印象で、私の考察)
私の想像ではこのエリアはこんな感じ。川岸にそれぞれの市が管理していそうな公園が、グーグルマップの様子からも伺えまして、まあ河川敷の公園がダメというのはわかる。佐久市だってダメだし。。

<実際に多摩市役所に電話して聞いてみました。>

多摩市役所に聞いてみると、佐久市と同じような感じでした。市の条例の範囲で禁止、ということのようで。しかしそれだと、「多摩川が飛ばせない」というのではなく、あくまでも公園がダメ、という今までの常識の範囲です。さて多摩川が本当にだめなのか、河川を管理している事務所に電話しました。

<国土交通省 関東地方整備局 京浜河川事務所 多摩出張所 に聞いてみると、、>

多摩川の東名高速多摩川橋梁から浅川合流点を管轄する多摩出張所では、ドローンの問い合わせは時々来るけれど、ご遠慮いただいている、との事。
「下流域や、又は奥多摩方面など上流域まで行けば、多摩川河川敷は飛ばせますか?」
と聞いたところ、お待ち下さいと言われしばらくして、多摩川は全域でご遠慮いただいています、との事。 墜落の危険性のあるものを、第三者、利用者の多い、人口集中地区隣接のこの河川敷では飛ばせません、との事。許可申請等をお願いする場合はどうなりますか?と聞くと、ドローン以外での撮影の件であればお問い合わせください、とまで言われてしまう事態。。これは厳しい。。

以上のやりとりから、通常は多摩川河川敷のドローン飛行は、ほぼ難しい、ということがわかりました。がっくし。。

後日追記(2017/01/06)---- 京浜河川事務所に問い合わせた別の方から「国から許可を受けているのに何でと言うと、そうですよね〜〜矛盾してますよね〜〜といっていて最後にはグレーなんですよ〜〜と言ってました。」という声がありました。

確かに、国から人口集中地区の飛行の許可を得ているのに、人口集中地区に隣接しているから、という理由で危険だから、って言われたのは、回答はやや矛盾しているのです。 この件、後日私もあらためて京浜河川事務所に問い合わせます。-----

それで、じゃあ、東京の他の河川はどうなんだろう、他の河川の状況を

国土交通省 関東地方整備局(さいたまの合同庁舎内)本体の河川部に聞いてみた。>

すると、一旦は、「ドローンのことは港湾に聞いてください」と横浜の「関東地方整備局 港湾空港部」を紹介されました。しかし港湾空港部に「河川の件で」って聞いても「うちは河川じゃないので」と当たり前の回答がwあり、再びさいたまの合同庁舎に電話w 関東地方整備局、という大きなくくりでは、どうやら案内できないらしく、「もしくは東京都に聞いてください」と言われたので、東京都に聞くことに。

<東京都に江戸川、荒川について聞こうと検索してみたら>

江戸川、荒川は、一級河川でやっぱり、国の管轄だった なので、江戸川を管轄する「国土交通省江戸川河川事務所」に電話しました。ここでの説明が最も丁寧で、参考になりました!

<国土交通省江戸川河川事務所に聞くと、、>

まず、私が業務なのか、ホビーなのか、聞かれました。確かに。。何者なのか、目的は何かによって話は違う。。
私は今まで自分が業務であり、人口集中地区の許可をもらっている人間であることを特に説明せずに各所に電話していたのです。
私自身は、人口集中地区を飛ばして良いので、別に人口集中地区をはずれた河川敷を目指す必要性は薄いのです。

がしかし、わざわざ本当に人口集中地区の上空を飛ばすよりも、河川敷などリスクの低いエリアをまずは選びたい!ので、ぜひ都心部の河川のルールが知りたかった。
見通しの良い、河川敷から離陸して都心方面を空撮したほうが、いかにも安全だからです。

すると、、江戸川流域にも人口集中地区になっていないエリアがある。多くのエリアが公園なので、公園の管理者のルールに従っていただく。例外的に公園でもない河川敷は実際にはある。しかしだから「そこなら良いですよ」とは言いづらい。

わかる。。。もしも「江戸川のこのエリアがいいらしい!」なんてウワサになったら、人気になってドローンパイロットがそのエリアに集まっちゃうだろう。 ドローンは凶器を振り回しながら飛んでいる飛行物体と言えるので、いろんな安全装置や、熟練の技量があったとしても、危険性があることはどうしても否定できないし、、 苦情がもしも多くなれば「じゃあだめ!」という新しい対策が取られるんだろうな、というのは容易に想像できました。

ここで僕は、東京近辺の河川のルールの概要がある程度わかってきたと思って、電話をやめました。

公園内での野球やゴルフは危険なので禁止ですよね。グーグルマップを見ていると、野球場やゴルフ場が至る河川敷にたくさん整備されていて、羨ましい! 危険なスポーツ等は、しっかり隔離されています。 ドローンも、ドローン公園などが整備されれば、いいなーと思いました。

我々は国土交通省に申請をする際に、飛行マニュアルに従うと明記していて、そこには、定期的に練習することが求められているのです。腕や感覚の鈍った状態で飛行することがないように、十分に習熟してほしい、という願いがあります。それを実現するための練習飛行も業務なのです。その業務をいつ、どこで、どのような頻度で行うのか。 今まで多摩川だった人も、今後は埼玉の荒川まで遠征する?とかそんな感じでしょうかね。 府中から例えば浦和まで電車で1時間。まあ一時間で済めば良いのかな。。。

練習場としてグランドを毎週水曜日に借りる、とかできるのであれば、そのようにしたら良いのかなとか思いました。
ユーザー同士で、協力しあって、飛行の場所を確保する、とか、、

今まで多摩川は飛ばせるでしょ!と思っていた自分が知った厳しい現実。。しかし、飛ばしたい人の権利、自由、熱意、必要性、産業育成、いろいろ考えると、必ずしも「ドローン=悪」みたいに遠ざけていると、日本が後進国になるかもしれないし、もちろんお役所もきっと「なんとかせにゃ」って考えてくれているかもしれないけど、、良い展開になれば良いなあと思います。

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