忙しい。仕事が途切れない。今までスケジュールが単純だったボクには新鮮。優先順位決めとか手際がとても大切になる。今日の撮影は面白かった。コンサートホールで練習中の人を撮る、という仕事。本番中にはたぶんあまりないストロボ撮影も可能。いろいろ試す。がしかしなかなかうまく撮れず持ち時間の2時間をめいっぱい使っての撮影になった。思い切り歌ったり演じたりしている場合、その表情は動きの中では感動的だったり美しかったり見えるのに、静止画にするとぜんぜん美しくなかったりして。動きのピークでシャッターを押すクセがあるボクは発想を切り替えて「動きの谷」にシャッターを合わせてみたり。これがうまくいったりする。コンサートホールの弱い照明の中での撮影はかなりの苦労。女性の写真なので女性が魅力的に見えないと写真としてまずダメなので精一杯のことを試す。
店に戻ってきて写真を整理するとどれもこれも「削除・削除・削除・・・・・」と片っ端から削除の嵐(笑)。これほどヒット率が低い撮影も珍しい。(つまり下手くそ、ということで。)最終的に残ったカットから高級用紙にプリントして無事終了。自分の手元にいつまでも置いておきたいと思うような魅力的な写真が奇跡的に残った。もし今日のを発注してくださった方がこのブログを見たら「なんだ奇跡的に撮れただけなの?」と思っちゃうかもしれないけど。(笑)「たまに」奇跡のようなやつが撮れるから写真は面白いのだと思っています。