ブライダルの撮影を頼まれて行ってきました。頼んできたのは商店街の仲間。「友人カメラ」として料理食べながら、しかし(もちろん)メインカメラでお願いします、とのことだったので「結婚式の撮影はブライダルフォトのプロに頼んだほうがいいよ!やっぱり慣れているから!」と最初はお断りしたのだけど「いややっぱりはんちゃんのほうがいい、いつものブログの写真みたく自然なやつを撮って欲しい!」ってなことで「じゃあギャラ高いけど(笑)」ってことで撮ってみることに。そもそもブライダル専門のカメラマンにはとても上手な人がいる一方で、ガッカリな腕前の人が多いのも事実らしい。ボクのことを知っている人なら、確かにボクに依頼すれば安心だということだろう。
普段スーツとかネクタイとか全く着用しない日々を過ごしているため、いざ着用となれば買わなきゃない・・・・。万札が飛んでいく、、、、、。
大きなカメラバッグをさげて普通の招待客よりも1時間早く会場入り。入り口にいるスタッフの人は他の招待客にはニコニコ笑顔なのに、ボクのことは知らんぷり・・・。案内してくれない。なんだよ!業者しかも一見の業者ってこんな扱いかよ・・・・。(正確にはボクも招待客。)厳しい現実。
しかし、しばらくして担当のスタッフが来てくれて応対してくれた。よかった。助かった。孤独だったよ!!
メイク中の花嫁の姿、それを見守る新郎の表情。こういうのはボクははじめて撮ったなー。(もちろん得意のEF50F1.4で撮ります。)密着しているビデオの業者の人とは特に念入りに意志の疎通をして融通しあいます。
チャペルはめちゃくちゃ難しかった。あまりの難度にびびりまくりだったけど、なんとか撮る。その後のフラワーでの祝福ではあり得ないほど良いカットが撮れた。モデルが二人とも美形なのとロケーションがまんまオープンスタジオだから誰が撮ってもすごいの撮れると思うんですけどね!(笑)
友人カメラマンだといいな、って思ったのは新郎新婦がなんの躊躇(ちゅうちょ)なくカメラに向かってどんどんポーズしてくるし、ふざけているし、リラックスしている、ってこと。
その後の披露宴は要するに「宴会スナップ」なわけですが、ガラス張りテラス付の外光入りまくりの明るい空間でのスナップフォトはそれはそれで難度が高く、普通に撮るといわゆる「逆光で暗い写真」のオンパレードです。そこを美しい写真で残すのがプロの腕、ならぬプロの機材、さすがのEOSデジタルです。(<なんだよ機材かよ。)キレイに撮れました。
今回一番すごいと思ったのは、ボクがコース料理を落ち着いて全部味わって食べちゃった!ってこと。(笑)あんだけの写真を撮りながら食事の余裕。これだけはすごい!(笑)
結婚式についてだけど、型にハマったものとか、形式を重んじたようなやつは「なんだカタチがそんなに大切なのかよ」って反感もってしまうことあるんだけど、今回の新郎新婦はカタチを完全に自由にしていたのですごく良かった。気持ちがこもってた。シャッターを押しながら涙をダラダラ流していたときもあった。本当に心からおめでとう、って思いました。