Comparison

左 EOS 5D mark2 EF50mmF1.4 WB/AUTO 忠実 1/800 f/4.5       右 SIGMA SD14 18-50mm WB/AUTO 1/800 f/4.5 左 EOS 5D mark2 EF50mmF1.4 WB/AUTO 忠実 1/400 f/8        右 SIGMA SD14 18-50mm WB/現像時スポイト 1/400 f/8 左 EOS 5D mark2 EF50mmF1.4 WB/AUTO 忠実 1/400 f/8        右 SIGMA SD14 18-50mm WB/現像時スポイト 1/400 f/8
「あなたのデジカメ、貸してください」企画第一弾、シグマSD14で少し撮影をしてみました。
撮影中背面液晶がよく見えず、露出の設定ミスに気づかずに撮り続ける失敗あり。基本的に慣れたEOSで露出を決めてその結果をSD14に入力して撮影した。
カラーチャートの撮影はEOSはオートホワイトバランスで完全にOKだった。SD14のオートホワイトバランスは微妙に違うので、カラーチャートのグレー部分を現像時にクリックしてそれらしい感じになるようにした。
SD14のホワイトバランスの性能は使用上悩ましいものかもしれない。撮影時の光線で白やグレーを撮影しておいて現像時に用いる方法がひとつ有効だと思われるのと、ホワイトバランス設定用のツール(レンズキャップ型など)を使うと効果的なのかもしれない。
冒頭の風景写真ではSD14がメリハリのあるぱっと見キレイな絵を出してくれた。白いはずの花が緑っぽく色づくなどオートホワイトバランスが完全でないのと、草の緑色は現実離れしている。(緑色はカラーチャートでも同傾向になっているようだ。)対するEOSは忠実設定の各パラーメーター中立という地味な設定もあってか比較すると地味。
中段のチャート撮影では差異が大きいものについて、どっちが本物に近いか、近い方に丸をつけて、違っていると感じる側に×をつけてみた。
下段はチャート撮影の設定のままその光景を撮影してみたカットなのだが、おもしろいことに遠景の建物の壁面の色、クルマのヘッドランプのガラスの色に違いが出たのでとりあげてみた。ボンネット上のグレーチャートでバランスをとっているのだが、SD14はヘッドライトなどグリーンっぽくなっているのが気になる。
現時点でSD14の使いこなしのポイントと感じているのはWBのセッティングをどうするか、というところ。それから背面液晶で露出を決めるのが難しかった。そこをクリアできればビビッドな色彩の風景写真が撮れるおもしろいカメラなのではないかと思いました。

Comparison」への4件のフィードバック

  1.  とても興味深く拝見しました。
     DP1はよく赤っぽく写りますが、SD14はグリーンぽくなるのですね。
     WBがオートというのが、SIGMAのSD14の場合は、駄目かも知れませんね。

  2. ワタシ、キヤノン用のシグマ18-50/2.8持ってるアルね。
    んで、同じボディでキヤノンのレンズと比較したことアルね。
    そしたら、シグマレンズはややYっぽい発色だったアルね。
    むかしむかし、フィルムでテストした時もその傾向だったアルね。
    なので、比較試験のパラメータは、カメラ以外にもあるわけで、判断はムツカシイあるね。

  3. yukinyaa04様、私以前一度シグマのレンズを買ったことがあります。キャノン純正と色、画角が違いました。しばらく使いましたが人にあげてしまいました。 今回のレポートでは3本のレンズのうち、一番色が安定していそうなものを選びました。オールドレンズのタクマーはファインダーでのぞいた瞬間に「黄色!」とぶっとぶようなレンズでした。(経年変化もあることでしょう)シグマのレンズはブランド内での色の統一基準などはどのようになっているのでしょうね。タクマーで撮影したテスト結果は次回。

  4. pyosida様、SD14がグリーンぽいのかどうかはわかりません。今回はSD14と18-50の組み合わせではそうなった、ということであり、レンズ側の要素の可能性もあります。
    SD14の太陽光のWBは今回どのレンズでもうまくフィットしませんでした。シグマのレンズの中にもしかするとフィットする個体があるのかもしれない、とも思います。不確実さはあったとしてもオートで逃げたほうが(レンズのカラーバランスの問題も吸収して)うまくいくことが多いSD14と、オートでも太陽でもどっちでも似た結果が出ることが多いキャノン。キャノンは使い慣れているので対処方法がよくわかっているのですが、SD14の攻略は難しいです。

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