政党のボスの秘書が不正な会計処理の疑いで逮捕されても、秘書本人の進退は本人次第の問題であり、
ボスの進退も「続けていいですか」「お願いします」という状況であるのが民主党クオリティー。
しかし、多少の逮捕者が出ても(笑)そのままガンバロウということである。そしてまだ30%の人が民主党を応援している。私もまだまだもっともっとがんばって欲しいと思う。
例えば新しい東京タワーのような事業で例えば上空そびえ立ち7割方完成しているように見えていても、本工事である電波発信設備を搭載前であれば、無駄と判断さえされればもしかすると事業の中止すらできてしまうだろう、という破壊力。
かつて自民党のライオン風情の人が「自民党をぶっつぶす」というありえない改革キーワードで郵政事業民営化などの構造改革を行った。低迷しているときにまさに「ブレイクスルー」をするためには多少の逮捕者などのスキャンダルがあろうとも、勢いで前に進むことが求められるのでしょう。
しかし、反省の態度をみせずに堂々としているような気がするのはなぜだろう。
注意)逮捕されても、謝った逮捕かもしれず、疑いがかかっている状態ということです。裁判で有罪判決が出れば罪人となります。裁判には時間がかかりその頃まで民主党が政権を持っているかどうかもわかりません。
以前のテレビドラマでイケメンで新人の国会議員(キムタク)がいきなり総理大臣になって、本人が心から納得のいくまで内容を精査していくシーンがありました。自民党の体制を崩して新しい風を入れるためにはどうすればいいのか、という手詰まり感からそんなシナリオも大歓迎でしたが、今は民主党というとても意欲的な人たちが面白い法案をどんどん提出していて国会が最高のエンターテイメントになっています。
こんな状況で民主党が支持率を下げているのは当然ですが、だからといって自民党の支持率が復調しているかといえばそうではなく、どの政党も支持していない人の割合が最高なのだそうです。不人気政党に陥った自民党がその後反省して新しい魅力を身につけたのかどうか私はよくわかりません。もしかすると今、新党立ち上げの好機かもしれません。誰かどかんと一発、新しい政党を立てて民主党後の政権運営にチャレンジすると良いのかも。誰がやっても難しいだろう日本の政治。どんなことをすれば国民の多くから「おお、これだ!」という賞賛を浴びるのでしょうか。考えていきたいです。