帽子と手首のバンド?を買ってもらって試す6才。
近くの家の前の細い道路上、二人で遊ぶ姉妹?が家の中からおばあちゃんに大声で怒られていた。「みちのまんなかで遊んじゃだめでしょっ!!」
わかる。親として道の真ん中で遊んで欲しくない気持ちと、そういうルールである、ということもわかる。
子供は良い子たちなので、反論することもなく、すぐに家の中に戻っていった。
しかし、自分たちが子供の頃も、そんな風に今にも殺されそうな怖い形相と、最大MAXの怒りで「みちのまんなかで遊んじゃだめでしょっ!!」って叱られることなんてあっただろうか。。まずは車が意識の中で優先されすぎているのではないか、という疑問と、あとは気軽に子供を叱りすぎるのではないか、ってこと。
子供を大声で叱りつけるのは、ストレスの解消に最適だ。心配な気持ちを、大声で解消できる。
しかし、子供の立場にたって、自分が自分の大声で叱られてみるのも時には大切だ。親には親の道理があって、子供には子供の道理があって、だいたい五分五分だ、ぐらいに思っていたほうが僕はバランスが良いと思っている。
だいたいの親は「親がリーダー、子供が従属物」だと考えている。言うことを良く聞く子供が最善の子供だと思っている親が多い。親の考える「良し悪し」の「良い範囲」の中だけで子供が育ってくれれば最高だ。一瞬でも子供が「悪し」の方向に踏み出すと不安でたまらないし、また大声で「なにやってるの!」としかりつけたくなる。これは当然の心理であり、当たり前の行動でもある。
しかしそれで子供の「自発性」「創造力」「自ら危険に気づくこと」「生きる力」を育むことができるのだろうか。
なんか、子供たちを見ていると少しかわいそうになることがある。みんなとても良い子だから、だから気になる。