僕は20代の頃、失敗をしました。子供の頃から憧れていた企業に勤めることになり、中に入ってみると興奮することばかりで、ずっとヒートアップしていました。疲れで気分や体調が優れないのは「気合いが足りないからだ」と本気で信じていて、ドリンク剤とか大音量の音楽とかゲームとかで覚醒しました。当時自分はたぶん「うつ病」とか「心の病」とかの概念はよく知らず、それは「あっち側の世界」「自分とは全く無関係」と思っていた気がします。
時代は変わって、今は「うつ病」とか「心の病」という言葉は誰でも知っていると思います。心や体に負荷をかけすぎると、心か体のどちらかが、壊れます。壊れることでむしろ命を守る働きがあるのです。ひどい腰痛とか重いうつ病になってしまえば、通常の会社勤めはほぼ不可能になり、戦線からはとりあえず離脱、しかし命は守られるかもしれません。
僕はわざわざ自分の心や体を壊すところまで追い込むことはないと思います。
「努力不足だよあんたは、、」みたいな辛い言葉を上司や周囲から言われるかもしれない状況でも「このままではヤバイ」と感じたらその時の自分の感覚を信じたい。一度自分の心や体に重いダメージを与えてしまうと、一生元に戻らないことも多いのです。
危険信号をもしもうまくキャッチできたなら、立ち止まって安全を確認する勇気をもちたいです。そうでないともったいないと思います。
震災とか、その影響で厳しすぎる状況で毎日が憂鬱過ぎるケースも、憂鬱さがひどすぎると「病気」に進化してしまうかもしれません。そういう心の危機をどうしたらいいのか私にはよくわかりませんが、度を超して心を追いつめてはいけない、つら「過ぎる」時には助けを求めて、辛さを緩和する方策はないのか、専門家にアドバイスを受けると良いのかもしれません。
僕は最近なんとなく「かわす」という技術を習得してきたらしく、自分の中で燃え上がるものとか、信じられない大失敗みたいなのとか、それを四六時中長期間ずっと引きずったり燃やし続けないで、「かわす」ようにしているみたいです。ある意味老人ボケのような、いい加減みたいな、、いえ、それが成熟であるならばもっともっとそうありたいです。
ナチュラルにかわせるんですね!すごいなあ。
私はまだその領域にたどり着けないので、薬でコントロールです。
薬でコントロールできちゃうところが、、、私の心なんて、そんなもので作られているんだわ。ほんとの何かなんてどこにもないんだわ。と
毎回、服薬期間は思います。(どちらかというと、清々しい気持ちで)
かのんさん、ナチュラルに出来るスキルがあったなら、夫婦喧嘩でTwitterが消えたり、ネットで過激な事書いて大暴れしたりしなくて大丈夫な、達観した理想的人物になっちゃってますよね。(大汗)センシティブで時に壊れやすい、過敏で心配性で、、そこにクリエイティビティが産まれたりして。 心の運転が上手に出来たら、、願望を込めて日記書きました。清々しい気持ち、良いと思います!