カメラライクな絵

苦しんでます。コンデジ道は結構険しいです。しかし自分のヘタさを嘆いてもしょうがないので、とにかくカメラを理解することを始めます。
今日まず気がついたこと。撮影中に画像モニターに表示されているものと、撮った直後に表示される画像と、再生ボタンを押して表示される画像のそれぞれが微妙に違います。(昼間屋外の明るさの場合)
特に絞り開放ボケボケ具合が撮影中のモニターには反映されておらず、どこに向けてもマクロ以外はパンフォーカスに見えてしまうのです。「ボケ野郎」の私のモチベーションを阻害しておるのですが、「気にせず信じて押せ!」ば、撮った直後に表示される画像はガサガサして粗いのですが、「再生」して確認するとちゃんとぼけてます! これがわかってから気持ちが楽になったんです。(体験者の感想です。)
以前の機種GRD3をちょっと使ったとき、sRGBモードでなくAdobeRGBモードにすると俄然、色彩的にしっくりくることがわかりましたですが、今回のGRDではどうなんでしょうかというテスト。
カメラ液晶上はどちらでもほとんど違いがなく、撮影結果に違いが出ました。上の画像はそれをsRGBに変換しているので差は縮まっていますが、そもそも結構な差がある、というのは珍しい?AdobeRGBのほうが鮮やかに出てるので、ほとんどのGRDユーザーはAdobeRGBで撮っているのではないでしょうか?今度は鬼門の「コカコーラレッド」です。比較はEOSのズームレンズ。GRDの液晶ではコカコーラレッドは朱色になりました。背面液晶の表示色域を超えているなのでしょうか。しかし撮影データは朱色ということはなく、常識的な範囲の赤表現となってます。
色はともかく、自販機にカメラをむけると、各辺まっすぐで気持ち良く撮影できました。GRDを使っていて画面周辺のゆがみ(ディストーション)をほとんど感じない、ってのはすばらしいですね。本当にすばらしいです。今度はGRDの画質設定を初めていじってみました。左が普通で右は「ポジフィルム調」
「ナニコレぬおおお!」と少し興奮しましたね。撮影時点で違うって思えます。「周辺減光する・しない」みたいなオプションが出てきたので、「する」にしたら適当な方向にカメラを向けてとりあえずシャッターを押すだけで、なんとなくGRDかも?的な世界観が出てきました。(減光具合はもっと弱く、またはカットできます)このポジフィルム調はかなり強力なフィーチャーだと思います。コンデジ調を脱して、カメラライクな絵が撮れるかもしれません。取り扱い説明書上では小さく書かれてますが、これはカメラ全体を左右する非常に大きな機能と思います。

カメラライクな絵」への5件のフィードバック

  1. 草を撮った、sRGBとAdobeRGB、なんか変ですよね。
    sRGBのほうは元画像と同じ彩度ですよね?
    Adobeのほうがsに変換したから元画像よりは彩度落ちしてるのでしょうか?
    でも、ですよ、もともとこの草の色くらい、sに収まりそうな色だと思います。
    だから測色的に正確に記録していれば、sでもAdobeでも同じような色になるはず。
    それがsでは彩度抑えめ、Adobeでは派手目だとしたら、それは測色的な色空間の切り替えだけではなく、Adobeを使ったときは測色的な色よりエンハンスされているのではないかと思います。
    無理矢理Adobeに広げているような。
    あるいは、sで定義したのをタグ無しにしてAdobeで定義したような。

  2. 上の「以前の機種GRD3をちょっと使ったとき」というフレーズにハイパーリンクをつけておきました。黄色のスイセンを撮り比べています。被写体の色彩はsRGBに収まるべきものという気がするのでカラーマネジメント的になんか違うなー、というところです。今日のリコーのGRブログで
    http://www.grblog.jp/2011/10/20/
    下の方の川で遊ぶ子供の写真、タグなし画像なんですけど、これにAdobeRGBタグはめるとちょうど良いんです。sRGB画像とAdobeRGB画像はそれぞれ別物なので、Web投稿用にタグを抜いていいのはsRGB撮影画像です。よね。

  3. GRブログ見てきました。
    タグ無しですね。
    AdobeRGBモニタで見ると、ちょうど良いような?(^_^;)
    いや、やっぱAdobeを当てちゃうと、ちょっと彩度上がりすぎでしょう。
    リコーのsRGBにおける色作りは、よく言えば渋め、悪くいえば地味目ということではないでしょうか?
    色空間とカメラの色作りはまた別の話で、リコーが測色的に近似した絵作りをしていないということだと思います。
    それはそれで有りだし、後加工でも破綻しにくいと思いますが、ではAdobeに切り替えたら色が濃くなると言うのはおかしいと思います。
    つまり、sRGBで撮ったときと、AdobeRGBで撮ったときのマッピングの仕方が違うんでしょうね。
    例えて言えば、sの時は階調重視、Adobeの時は彩度重視のようなマッピングがされているのではないかと思います。
    それによって、ユーザーに、「ほら、sとAdobeってこんなに違うんだよ??」と違いを分かりやすくしているのではないでしょうか?
    ま、邪推かも知れませんが、もしそうなら、ユーザーにトンデモナイ誤解を植え付けますね。
    ところでRAWで撮ったらどうなのでしょう?

  4. うちのWindowsのFirefoxではタグなしの写真はsRGBタグを埋め込んだのと同等で表示なのであれれってすぐ気づくのです。(yukinyaaさんのMacは、確かタグ無しの画像はAdobeRGB派手表示ですよね?)
    実際にカラマネ環境でGRブログの画像を開いてみれば、AdobeRGB埋め込みで正常、sRGB埋め込みで浅いんじゃない、ということが感じられると思います。まあ他人の撮った写真の正常な色なんて、わからないですけどね。。。
    リコーが測色的にやってるか、ということでは、「結構やってる」と仮定したいのです。前回GRD3でカラーチャートを写すことが出来ています。もちろんAdobeRGBモードでね。sRGBでは写りません。 そうそう、まるでAdobeRGBはすごいんだぜ、とでも言っちゃおうかみたいな。。
    RAWですと、今度は別のやっかいがあります。メーカー純正の現像色というものがどうやって得られるのかまだわからないのです。(本体付属は、なんだかとても簡易なビューワー的なものと、本体からPCへのダウンローダー的なものだけだった。)

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