3月18日までにプリントを一枚送って下さい、というお願いがあったのをスケジュールに入れるのを忘れていました!大急ぎでわたしの場合、予定していたテストからスタートです!開封したときの印象は「あれ、意外と紙じゃん」というもの。もっと粘土っぽいものを想像していました。しかし触り続けると湿度的なものを感じ始めます。2タイプの紙が入っていましたが、より攻めた仕様が「TypeR」(深いテクスチャー)なのかなと勝手に想像。
なんといっても私は「せこい、とにかくせこい試し刷り手法の開発」をしないといけません。開封したフレスコジクレーを、おもむろにA4にカットしました。PX-7V+ファインアート用紙A4=背面給紙必須!!となります。(A3は前面給紙が選択可能)
~PX-7V背面給紙のコツ~
引き込みが「クイクイ」ってきたら、それに優しく手を添え続ける(3秒)という手順。その加減が重要!
そしたらフォトショップでA4を6分割したデータを作成して、1分割目→6分割目まで設定を変えながら、6回印刷テストをします。A3換算でテスト回数12回分!!これがせこい、とにかくせこい試し刷りだったのか!(構想はあったが、やってみたのは初)収穫はありました。まず、カラマネ的に有効で、PC画面の印象を印刷に表す場合に有効なのは(私の中では)二種類に絞られました。要するにいつもの
(1)フォトショップでICCプロファイルに変換して、プリンター無補正と
(2)フォトショップで「プリンターお任せ」にしてスルーで出して、プリンター側でAdobeRGB/sRGBを指定して変換させる処理 のいずれかです。
フレスコジクレーといえども、普通のアート紙としてのカラマネで印刷可能だと私は感じました。調子は(1)のICCプロファイル指定&無補正のほうがリッチ。 (2)のプリンターによる変換のほうが忠実なのかな?と感じます。(微妙な違いです。写真にも現れていますが。)
駆け足で検証してきましたが、フレスコジクレーは取り扱いにデリケートな部分があるものの、結局は普通のアート紙の表現力があり、ハイエンドとローエンドで確かに唐突に終わる部分があるかもしれないけど、ケアするとしたらそこだけで十分と私は今のところ感じています。 普通にカラー写真が印刷できるということもわかりました。
鑑賞は、光線により大きく変わります。用紙のデコボコを影に落として彫りを深くするかどうかです。マットなライトより、固い光のほうがドラマチックな用紙になります。蛍光灯より球型ランプのほうがドラマになりそうです。(この写真は部屋の照明を消して、横方向のすりガラス窓からの明かりのみで撮影しています。(写真中央の影が証拠。)
TypeRとTypeSの違いはテクスチャーの大きさです。小さめの卵サイズにプリントされた顔の接写(部分)です。顕微鏡写真じゃなく普通に100ミリマクロで撮影。だいぶ激しい感じになってしまってますが、私の感覚では右のTypeSで十分なのに、さらなる欲求でTypeRと思います。
おお、すばらしくためになる試し刷り手法だ!
タイプRが、フレスコジクレーらしくていいですね。
さむさん、ありがとうございます!一枚のA3+用紙で12回の試し刷りが出来たら、印刷精度が飛躍的に高まると思います。(そのようなアプリケーションがあればみんな助かる。。。)
僕も同じようなせこいテストプリントをしています。もう何年も前から。そのネタはそのうちブログに書きますね?
やっぱりセコテクがあったのですね。(*´∀`*) 私はテストは通常とにかく「L版」派です。A0やB0へのプリントも、可能な限りL版でテスト。(笑)テスト今回アート紙だったのでL版テクが使えないはずだと思い、この割り付け手法をやりました。
カラマネ的にフレスコジクレーは攻略終わったから、もう試し刷りは無いかな?と思って良く考えたら別のアート紙がありました。和紙とか!!(汗)