ゆったりと

今日の建築の撮影では初めて「高所作業車」に乗って、高いところから撮影しました。高いところからのアングルはわくわくしました。マイカーとして一台、「高所作業車」があれば、ほんと面白い撮影が出来るなあと感じました。
あと、今日は初めて建物の外観にストロボを当ててみました。太陽が当たらない方角の面が暗く、その暗い面がエントランスなので写真が伝える情報がなんだか弱い気がしてならない。電池式のキャノンの小型ストロボを2灯、生で(直射で)距離5mくらい離れたところからフル発光。どうなるかなと思ったら断然良かった! カメラから小型ストロボまで道路を隔てて15mくらいあったと思うけど、ちゃんと赤外線の遠隔で光ってくれた。
ここ数日の撮影であることを心がけるようにしたのです。そしたら撮影が楽になり、楽しくなりました。(<「楽」「楽」が続きました。)それは「ゆったりと撮る」ということです。
写真は瞬間を撮るものだとボクは思っていることが多くて、実際人物を撮るときなんて「これぞ決定的な瞬間の表情だ!」というものを集中してとらえようとするわけです。それから撮影だけでなくセッティングも「スピード命」みたいにボクは思っていることが多くて、スピーディーにセットしてスピーディーに撮って、それがサービスの良い撮り方だと思ってきたわけです。
しかし、あるテレビ番組を見ていたら、50才の女性のカメラマンが出ていて、その様子を見ていたらなんだかすごくゆっくり、しかし集中してセッティングしている様子がわかりました。「これだ!」とボクは思ったのでした。ボクに欠けている要素かもしれないと思って、翌日からすぐに真似をしました。
「ゆったりとセッティングして、じっくりと考えて、落ち着いて撮る」これをやっていると、なんだか無理がないし、上のクオリティーを目指せる、そんな感じがしてうれしくなりました。

ゆったりと」への2件のフィードバック

  1. 高所作業車って、意外と揺れるでしょ! 昔乗ったけど・・・
    確かによく言われる良いカメラマンの応訴の一つ「仕事が速い」ですね!
    また別の業界では「出来るやつは軽い」てな言葉も・・・(笑)
    お箸、上手いこと使ってますね!
    はしっこをつかんでこう使えるのは、きっと器用なんでしょう!

  2. SHUさん、高所作業車は仕事で必死だったから十分に味わえなかったけど、不自然で怖い乗り物なのは間違いないと感じました。でもなんだかとても好きなんです。欲しいと思ったくらいに。(笑)
    「早い」「軽い」「楽しい」「明朗」良い言葉です。さいきんのぼくは
    「遅い」「重い」「苦しい」「暗い」かもしれません。(涙)
    でも、なんだろう、「解放してやる」ことで自由になって撮れる、という気がしています。「仕事写真」みたいなとらわれを超えて、エンジョイできればそれが写真に必ず伝わるんじゃないか、って感じです。

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