昨日と今日は取材同行のカメラマンでした。ライターさんの取材のリズムに合わせるようにテンポ良くあれやこれやの写真を撮っていきます。撮影「終わり待ち」のような雰囲気はあまり良くないのでなるべく素早く終わりにしようと心がけているのですが、一方で表紙を飾るクオリティーの高い写真もしっかり押さえないといけません。表紙の写真で求められるのは説明のための実用ではなく一瞬で人をその媒体に引きつけるパワーと高品質だと思います。特にちょっとランクの高い層を狙った媒体だと表紙の写真の質が全体のイメージを引っ張るのでカメラマンへの期待も大きくなります。ちなみに、表紙は縦位置の写真なので縦位置写真が得意で縦位置ばかりで撮るクセのあるボクにはありがたいことです。
昨日はスタートからしばらくなんだかあまり手応えのあるのが撮れなかったりいろいろドタバタしていて取材されている側にも「この人大丈夫なのかな」みたいな風に思われていたかも。しかしある写真がカメラ背面に写し出されたのをちらっと見えたらしいそのとき「え、それイイ写真。うちでそれ欲しいくらいだよね!」と社長さんが驚いてくれてそこから現場の空気感が変わりました。(笑)
撮影が主人公のロケだと、良い写真が出るまでは何時間でもねばる、みたいなノリはあると思うのだけど、「良い写真撮っておいてくださいね」みたいに任されてしかも時間的にタイトだと、アングルや照明をありったけ考えて「瞬間芸」みたいに技を次々と繰り出して(笑)いく反射神経的な思考・スピード感が必要だと思いました。いつもの写真も「こうすればこうなる」的な自分の範疇だけで撮っているだけでなくいつでも頭をフル回転させて「別の一手」を効果的に繰り出す訓練をしていれば、もっともっと写真の組み立てがうまくなるのかな。
ところで、先日から気になっていたニコンのP5000というコンパクトデジカメを近所の電気店の店頭で少しだけ触って来ました。ボクはどんなデジカメでもすこし触っていれば次第に順応して操作を覚えていってしまうことが多いのだけど、このP5000にはなんだかボクの直感の操作にはなじまない操作要素が少しあって「あれれ」なんて軽く違和感。慌てて他のメーカーのデジカメもいろいろ触ると、機種・メーカーによって操作がやりやすく感じるのとそうでないのと相変わらず格差が大きく、ダメだと思うのは本当にまるっきり自分に合わないことがわかった。よく記事とかでクローズアップされてた話題のカメラも触ってみると「なんだこりゃ!」みたいに瞬時に自分の中でボツになってみたり(笑)相性は大切ですね。相性だけで語ればボクと相性が良いデジカメは相変わらずフジのビッグジョブ、という現場監督用の防水系カメラだと思っています。あれは露出補正の感覚がEOSの高級機と同じですんばらしいんです。(<そのポイント一般の人には馴染めないだろ。つーか共感されなそう・・・)
ビッグジョブはコンクリートの地面に落としても壊れない、というようなことがどこかに書いてあったような気がする(<いや残念ながらそれは脳内で勝手に醸成されたイメージらしい・・・。)タフなカメラなので、ユウキ君に預けておいても全く何の心配も要らない、というのもポイントが高いんです。いじっても壊れない製品はとことんいじらせたい、というのがボク流です。落下以外の問題ではカメラは壊れないので、ボクはデジカメなんてユウキ君が一歳の頃からどんどん触ってもらっています。(触るとどんどん覚えますね。最近CDラジカセで好きな時に好きな音量で音楽が聴けるようになりました。)残念ながら落下だけは怖かった。しかしビッグジョブなら落下でも安心、とあればユウキ君のデビューカメラ、ユウキ君のためのカメラ、ユウキ君の3歳の誕生日記念カメラとしては最適なのではないでしょうか!(<うまい口実が見つかったじゃないか!感動した!)ちなみにユウキ君は3月20日をもって3歳になりました。誕生日プレゼントは特になし。