「もっと撮って!」「見せて!」

昨日は商店街のイベントで記録用の写真を頼まれて撮影してきました。子供連れの親子でのイベントで、わたあめやけんちん汁、餅つきのお餅などが無料で振る舞われました。いろんな都合で我々はユウキ君連れでの参加となりました。まずはユウキ君でためしに撮影。いつものユウキ君と同じ、大喜びで綿あめを受け取る様子が撮影できました。こんな風に他の子の表情も追いかけよう、というのが私のもくろみでしたが、、寒さもあってか、そんなにウキウキした表情の子には出会えなくて全体としては平凡な写真のオンパレード。うーん、こんなはずじゃなかったのになー。スタジオにて家族写真を撮ったときのこと。なぜかお子さんが逃げ回る。「子供が写真撮られるの嫌がるんです」というご両親のお話。聞けばデジタルカメラの時代ゆえ、撮影するとすぐに子供が寄ってきて「見せて、見せて!」とせがむので、撮影にならず「来るな、来るな!」と追い返すことの繰り返しになってしまうのだと。
ボクは子供がデジカメの液晶画面を見に来るのは当然の欲求であり、それをガマンさせるのは間違っていると思っているのです。子供が画面を見たがったら「来るな!」とかしかりつけるのではなくすぐに見せてあげる。撮りたい親の欲求だけを優先させて親の勝手になってないだろうか。「ほら、こんな顔で撮れたよー!」って一緒に盛り上がる。何度見せてと言われても、何度でもがんばって見せてつきあう。「もっと撮って!」「見せて!」の繰り返しがはじまればデジタル時代の新しい写真コミュニケーションのカタチが完成する。そうなれば「写真嫌い」なんてあり得ないんじゃないのかなー。

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