撮影から帰ってきて単三電池の充電です。
今日のこの電池を使ったストロボで30人の集合写真を撮ってしまいました。(大汗)集合がある予定ではなかったので電池のストロボしか持っていかなかったのです。
ずーっと考えてずっと試してみたかった方法を実際にぶっつけ本番でやってみました。アンブレラを開いてスタンドを立て始めると周囲の誰もが「写真を撮るんだな」と気づいてくれます。場所がホテルだったのですがホテルの人が素早く動いて整列を手伝ってくれました。ほんとにありがたかったです。
果たして電池ストロボで本当に30人の集合が撮れるものなのか・・・。(注:カメラの頭に普通にストロボをつけて普通に光らせればそれなりで撮れるはずです。ただ光の調子がそれでは不十分(固すぎる)ために困っていた、ということです。)
ボクは「はいテストいきます」と言った後知らぬ間に本番に移行してしまいます。「はい、みなさん!では本番にまいります!」なんて固いことを言って固まらせるのはかしこまった場合以外は意味がないです。「いやー、みなさんいいかおですぅ~」「もう一枚、今度は今日のやったぞー!な気分をどーんと出しちゃってみましょうっ!」など意味不明なトークでみなさん生き生きとした表情のままです。 社長さん以下、社員様たち、という本来固くなって当たり前みたいなケースですがみなさんの協力のおかげですばらしい集合写真が撮れました。
今日の撮影は媒体に掲載とかでなく、純粋に記録写真を撮るための仕事でした。今日感じたのは「いつもは撮影のために時間が流れている状態の中で撮らせてもらっているんだな」ということでした。パーティーとか式典はカメラマンの都合には関係なくどんどん進んでしまうのでカメラマンはただただ間違いなく撮る、ということに集中するわけです。
今回の撮影で初めて欲しくなったレンズ、それが10倍とかの高倍率ズームです。今日は2台のカメラの時計を正確に合わせて広い側と望遠側をそれぞれおさえて時間順に整列させてファイル名をリネームしましたが、よく考えたら高倍率ズームさえあれば一台で解決です。
そして、もうひとつ発見がありました。今回のような撮影ではカメラのセンサーのサイズがAPSでもフルサイズでも関係ない、むしろAPSサイズのほうが都合がいいくらいでした。いつもだとフルサイズの表現力として前後方向のぼけ味を求めて撮ることが多い私ですが、記録写真ではそれが記録性を損ねる場合すらあるのですね。横整列している人たちを斜めから撮るときに奥の人から手前の人までピントが合いやすいのは同じシャッター、絞り、ISO感度だったらAPSのほうがピントが深く合いますよね。偉大だと思いました。
下位の製品だと思っていた EOS 50D EF-S18-200 IS レンズキット ヨドバシ価格:¥218,000 なんてこれで十分なんでも撮れそう!
とかいう算段も屋外から後半のホテルに会場が移動して狂ってきました。ホテルはものすごく暗くて色温度も2600K(カメラ本体では設定不可能)という猛烈な赤暗さ。(<客席)(ステージは3200KでISO800で撮れる)最新のEOSとか最新のニコンでは感度の6400とか使うの当たり前みたいだからもしかするとEF-S18-200 IS レンズキットでもいけるのかもしれないですね。このあたりの常識も技術革新でどんどん変化していってますね。自分もどんどん進化していきたいです。