私のコンパクトデジカメのチェック法

さきほど超久しぶりに地元のヤマダ電機にいって各種コンパクトデジカメなどを触ってきました。年末発売のモデルすら手にとって見るのは初めて。<マニアにあるまじきことです汗。
私のコンパクトデジカメのチェック法で少し変わった方法があるのでご紹介します。
(1)レンズ前ゆびゆらゆらテスト
これは液晶モニターの表示遅延についてのテストです。センサーでとらえた信号を処理して液晶モニターに表示するまでに処理が入るために大なり小なり遅延が発生します。指の上下を早くしても上下がおかしくならない場合は非常に高速な表示演算が行われてるので撮影時に違和感が少なくなることが期待できるのです。
(2)デジタルストップウオッチ撮影テスト
これは液晶モニターに映ったウオッチを撮影するのと、時計現物を見て撮影の2パターンを行います。AFの場合とMFの場合でタイムラグが異なる、とか、レリーズボタン一気押しと半押しからの押し込みの場合でかなり差があるなど、機種により個性があるのでそのあたりもチェックします。
以上の2点を最初の基本性能のチェックとしてそれをクリアしたら初めて操作性などが自分の好みに合うかどうかをみてみます。スチルカメラは瞬間をとらえてこそ、という考えがあるのでレリーズタイムラグの大きな機種は選ばないようにしたいです。
で、今日感心したのはカシオのハイスピードカメラのF1です。なんとストップウオッチの撮影テストでジャストゼロゼロを連発?みたいな撮影ががんがんできました。自分のEOSでは絶対無理。すごいレスポンスにしびれました。しかし他の撮影機能がオート主体みたいなのと、連写撮影後の待ち時間の長さは内部処理装置が安物なのでしょう厳しいものがあり欲しいとかそういう気分にはなりませんでした。
それからパナソニックのコンパクトな一眼、G1というのもさきほど初めて現物を見ました。これはすばらしかったです。ほんとうに良くできているのでびっくりしました。背面液晶の高精細表示、ファインダーの高精細表示、遅延の少なさ、フォーカスの早さ、露出補正操作が直感的にできる、などなど「使える!」って思いました。私はこの出来の良さならEOSキスデジタルを購入検討の人にG1もぜひ検討してみてと言いたいですね。ミラーによるレフレックス(反射機構)装置なんてデジタルの時代に別に要らないユーザーが今後ますます増えていくと思いました。きっと私もそうなると思います。だって今使っている5Dmark2だって背面液晶のほうが絞り開放のぼけ具合をファインダーよりも正確に再現しているし、光学ファインダーよりもすぐれている部分が多いのです。。。。技術の進歩はすばらしい。今後も楽しみ&G1かなり欲しいです。欲しいとか言っても使うあてもないのですが、、、。

私のコンパクトデジカメのチェック法」への13件のフィードバック

  1. ”ゆらゆらテスト”
    これ知らなかった・・・。
    >5Dmark2だって背面液晶のほうが絞り開放のぼけ具合をファイ
    >ンダーよりも正確に再現している
    比べた事もなかった・・・。
    アンビリバボー!!

  2. そんなチェック方法があったんですね。
    今度買い替える時にはやってみようと思います。
    そろそろプライベート用のコンデジを欲しいなぁとも思ってるのですが、なかなか壊れてくれなくて。(汗
    かなり古いフジのM603って奴を使ってるのですが、意外と調子良いんですよ。動画も撮れるし。
    G1良さそうですか。
    オリンパスから出るのも気になります。

  3. いちはち様、ゆらゆらテストは5年くらい前だったと思いますが店頭で表示タイムラグが気になったときにその場にあったのがとりあえず自分の指だったために編み出された手法です。(汗)今まで特にネット上でこのことについて書いたこともなかったし、そういえば誰かが同じようなことをしている、というのもみたことなかったです。いつもへんてこりんなことを書いているので必ず疑ってかかってくださいね。(汗)
    絞り開放のぼけ具合、標準スクリーンはもちろん、ピントの判別のしやすいほうの暗いやつでも半絞り程度は被写界深度が違うと思います。どのくらい違うかという判別には見え方感じ方の個人差もあるかもしれないですけど、、、。背面液晶で拡大表示でピントが合わせやすいのはもちろんとして動画撮影時にどうしてこんなにピントが合わせやすいのかなと思ったら背面液晶のほうがファインダーより深度が爆薄だからだ、と考察するに至った、という感じです。

  4. 太郎様 フジのM603って2002年の秋に発売された300万画素のカメラですか・・・。すげー古いですね!しかーし、私も2002年秋に300万画素のデジカメを買ったのですけど、そのカメラの画質がすごく良かったのを今でもはっきり覚えています。起動が遅い、レスポンスが悪いなどで500万画素のに買い換えてしまったときに画質というか絵の力強さがなくなってしまったことにがっかりしました。検索したら「動画+大画面が魅力!「FinePix M603」 – デジタル – 日経トレンディネット」なんて記事が出てきてサンプルフォトが観られました。私の使っていたのとメーカーとか違うわけですが、当時のデジカメの絵作りでこういう感じのあったよな、って思いました。いいと思います。画素数が増えて色とかダイナミックレンジの広さ感が弱くなったような気がするのはなんでなのかな。そういう風に考えているとシグマのDP1が(使いづらそうだけど)自分のなかで脚光浴びて光ってきます。

  5. メモメモ・・・。
    次回のなんちゃって(言うてもうた)料理写真の時までに
    確認しとかなきゃ!!
    実はhanchanさんにCamera Rawのことで聞きたい事あるん
    ですがメールのとかでお聞きしてもかまわないでしょうか?
    よろしくお願いしまする。

  6. いちはちさんおはようございます。撮影の頭になんちゃってという接頭語をつけるとどんな撮影でも自信なさげな撮影風にカモフラージュできることに気づきました。店舗取材の撮影などで手早く撮るとき、なんちゃって風にならないように撮る場合、っていうのを考えると今度はもっと奥が深い。(<こねくりまわしすぎて意味がわからない。)
    公開で情報を共有して議論したほうがいい場合にコメント欄炎上ぐらいの熱いやりとりになるのもいいと思います。(汗)メールも携帯電話もhttp://www.hanchan.jp/にありますのでぜひぜひお待ちしています。しかしたぶんいちはちさんのほうが先生であり、私が生徒となって先生に注意されそうな気もしてきました。まあそれはそれで。。。(笑)

  7. いただいた言葉を真っ直ぐ受け止めて甘えさせていただきます。
    カメラは5Dと5D2を使用してます。
    現像をCamera Rawでやってるんですが
    ”カメラキャリブレーション”の設定項目にある
    ”カメラプロファイル”の設定がいまいち分かりません。
    1. ここでの”カメラプロファイル”の意味とは?
    2. 設定には個人差や好みがあって”コレだ”とはいえないかも
      しれませんがhanchanさんなりのオススメ設定があれば
      知りたいです。
    3. 5Dの時に出るACRとは何でしょうか?
      5D2の時にはないのですが、僕の知らない
      秘め事が隠されてるんでしょうか?
    ちなみに、今までは”デフォルト”という便利な初期設定で
    Adobe Standardを使用してました。
    前にラボに相談したら
    「いやー、気にしたことなかったっすねー」
    と専門的な答えをいただきました。(笑)
    先生、お願いします!!

  8. いちはち様、カメラプロファイルはキャノンの場合ではピクチャースタイルと対応したような概念と考えて良いと思います。スタンダード、忠実(faithful)、ニュートラル、風景(landscape)などキャノンのピクチャースタイルをかなり忠実に再現しています。ACRは従来からあったものでAdobeCameraRAW特有の旧来の色作り、AdobeStandardはアドビが最新の考え方で「これぞ標準」って考えた色なんだそうです。これらの新しい概念は昨年の5月頃にベータ版で発表されて私は「すげー」って使い始めたのですが情報がなく、http://labs.adobe.com/のサイトのFAQを一生懸命(汗)読んで意味を理解しました。今までのACRはいったいなんだったんだよ!って思った人に対する答えは「それが必要な人は使い続けてのいっこうにかまわない」みたいな回答だったと記憶しています。要は好きなのつかえ、と。。

  9. いちはち様、自分よりも上級な方に先生みたく説を説くのはどうかと思うのですが、あくまで私の意見としてお取り扱いください。おすすめの設定っていうより私が常用しているのは忠実です。スタジオで人物と商品撮影するときに忠実を使うようになり、そのまま常用するようになりました。忠実はスタンダードと比較すればややねむいところがあり、コントラストを+1にするとまあちょうど良いのかなと感じるときもあります。理想ではないのですが消去法で残って使っているセッティングです。スタンダードはメリハリがあって良いもののハイライトが早く飛ぶように見えることが多くハイライトをせめぎ合うような取り方をすることの多い自分には難しくあまり使いません。スタンダードはもともとキスデジタル初代をまねしたものですよね。ニュートラルは今度は初代1D系の地味な色をまねしたものでこれも私の用途には適さないです。しかし私のデータは忠実をいつも使っているゆえの地味さがあるかもしれませんので、そのあたりはもっと攻めた色、人を魅了する色を工夫していくほうが良いのかもしれません。

  10. おおおおおおー!!
    なんという丁寧な解説。
    ACRの謎とそれぞれの設定の意味が理解できたのが
    嬉しいです。
    labs.adobe.com/もがっちり読んどかないと
    いけませんね。(反省)
    今のところ”これだ!”と思えるような設定がなく、
    おっしゃる通り色の工夫をしなければいけないのが
    解ってきました。
    とにかく納得するまでいじり倒してみますね。
    初歩的な事だったかもしれませんが本当に助かりました。
    ありがとうございます。
    「hanchanデジ本」出る日は近そうですね・・・。
    (僕は買いますよ)

  11. いちはち様、韓国出張中でしょうか。ウオン安を生かしてショッピング、なんてのもいいですよね。。。マックも安いってことらしいですよね。ハッピーセットのおもちゃはなんだろう。(そっちのマックか) デジ本って自販機で売るとPTAから避難されるあれですかね。裏テク攻略法満載!いいなぁ。あこがれです。

  12. 韓国行って行きましたよー。
    去年からウォンは半分くらいになってましたね。
    機材が安いのでLレンズ二本買えば渡航費でると思います。
    ちなみに、日本で換金すると現地と20%違うのでビックリするくらい損します。
    機材買うならいいとこかもしれません。

  13. いちはちさん、韓国いいなぁ。トランジットで一瞬上陸したことがあるはずなのですがそれって空気吸っただけ、ですよねー。Lレンズ2本買うなら韓国旅行と兼ねれば楽しめるということですね! 一本30万円のあれ(17ミリTS)とかお買い物したら楽しいだろうなー・・・(遠い目)

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